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NORIO 2026年 秋物デザイン案LOOK 01「SILENT ORBIT COAT」— 茶畑の呼吸と、都市の輪郭
NORIO 2026 AUTUMN「SILENT ORBIT COAT」— 都市の黒の輪郭に、茶畑の緑の呼吸を仕込む。 SILENT ORBIT COAT — 無意識の残像を、静岡の空気で整える ニューヨーク、パリ、ロンドン、ミラノ、ドバイ。 成熟した都市を巡るほど、逆説的にひとつの共通点が見えてくる。 それは、語りすぎない美です。 説明で押し切らない。 ロゴで主張しない。 触れた瞬間にわかる素材と、使い続けて初めて伝わる構造だけが、静かに残る。 NORIOの2026年秋物「SILENT ORBIT COAT」は、そうした“世界基準の沈黙”が、いつの間にか自分たちの無意識に沈殿していたことを、静岡の空気で整え直した提案です。 引用ではなく、残像の再構成。模倣ではなく、翻訳です。 茶畑の緑と都市の黒:対立ではなく「緊張と調和」 このコートの核は、色の思想にあります。 静岡の茶畑の緑は、生命力を誇示しません。 ただ、季節と霧と光を受け止めながら、静かに続く色です。 一方で都市の黒は、威圧のための黒ではありません。 情報の洪水の中で輪郭を整え、余白を生
polestarforeverlov
2 日前読了時間: 3分
無意識の引用 ― 世界のプロダクトが残した残像を、静岡で編み直す
世界のブランドに触れるとき、私たちは「学ぼう」と構えない方が、深く学んでしまうことがあります。何を買ったか、どんな名前だったか、どんな説明を受けたか――それらは案外すぐに薄れていく。それでも、手のひらに残る温度や、縫い目の沈黙、歩いたときの重心の移動だけは、身体の奥に沈んで消えません。 NORIOにとってインスピレーションとは、メモできる情報ではなく、 無意識に沈殿する感覚 です。そして創造とは、外から持ち帰った感覚が、静岡の空気に触れた瞬間、別の形に変質してしまう現象でもあります。私たちがつくりたいのは、引用ではなく、 残像の再構成 です。 影響は模倣ではなく「身体に移植されるもの」 成熟したブランドの商品には、共通して“語りすぎない強さ”があります。多くを説明しない。多くを主張しない。にもかかわらず、触れた人の身体に「基準」を刻んでいく。 それは思想が商品に“印刷”されているのではなく、思想が 構造や素材や比率として、触覚に変換されている からです。 私たちはしばしば、言葉で理解したものを真似しようとして失敗します。しかし身体が覚えたものは、
polestarforeverlov
2 日前読了時間: 5分


茶畑の緑と都市の黒 ― 色彩で語るNORIOの世界
静岡の茶畑の緑は、生命力を誇示しません。広がっているのに、押しつけない。濃密なのに、騒がしくない。 都市の黒もまた、威圧のための色ではありません。それは「強さ」を見せるためではなく、輪郭を整え、余白を生み、緊張感を静かに保つための黒。 NORIOの色彩設計は、自然と都市のあいだにある 「緊張と調和」 を表現します。色は装飾ではなく、空気感を纏うもの。その前提から、NORIOの“緑”と“黒”は始まります。 1. 茶畑の緑は「主張しない生命」 茶畑の緑は、派手なグリーンではありません。明るさで注意を引くのではなく、深さで心を落ち着かせる緑です。 この緑が伝えるのは、次のような感覚です。 育つ時間の気配 (一瞬で完成しない美) 呼吸できる余白 (見ている側の心拍を整える) 日常に溶ける強さ (特別すぎないのに、確かに美しい) NORIOにとって“緑”は、自然を象徴する色であると同時に、 静けさを成立させるための温度 でもあります。空間に置いたとき、緑は前へ出るのではなく、背景として世界を整える。それが、茶畑の緑の品格です。 2. 都市の黒は「威圧では
polestarforeverlov
2月1日読了時間: 4分


世界都市を巡って見えた「共通する美の条件」
ニューヨーク、パリ、ロンドン、ミラノ、ドバイ。文化も歴史も、街のリズムも違う都市です。にもかかわらず、成熟したブランドや空間には、驚くほど似た“美の条件”が存在します。 それは、技術や資本の大きさではありません。まして、派手さや声量でもない。 私たちが感じ取った共通点は、ひとつの姿勢に集約されます。 「語りすぎないこと」 。 成熟した美は、説明の前に“伝わる” 成熟したブランドほど、言葉で説得しようとしません。キャッチコピーを積み重ねるより先に、素材・構造・佇まいで答えを出しているからです。 見た瞬間に「整っている」と感じる比率 触れた瞬間に「違う」とわかる質感 使い始めてから「戻りたくなくなる」快適さ 時間が経つほど「手放せない」と思う静かな強さ 説明されなくても、触れれば伝わる設計。この“沈黙の完成度”こそが、世界基準のラグジュアリーの核にあると感じます。 共通する美の条件①:主張ではなく「余白」で魅せる 世界都市は情報密度が高く、刺激が多い場所です。だからこそ、成熟した美は「足す」よりも「引く」。 装飾で押し切らない。メッセージを詰め込まな
polestarforeverlov
2月1日読了時間: 3分
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