光を吸い込むマットブラックに、空間を切り裂くような鋭角のショルダー。 折り紙のように畳まれたラペルが影を重ね、視線を奪うアーキテクチュラル・ジャケットです。
デザインコンセプト
〈ARCHITECT NOIR〉は、テーラリングを彫刻する試み。 ダブルブレストの格と、幾何学的に組んだラペル&ショルダーラインを融合。 直線と面で“力”を描き、モードと礼装の狭間に立つ一着に仕上げました。
ディテール
フロント:ダブルブレスト(6×2配列/下2掛け)
ラペル:ワイドピーク—折り返しに段差を設け、陰影を強調
ショルダー:立体パネル+軽量フォームの構造体(取り外し不可)
ポケット:フラップポケット×2、チェストはバルカ型
袖:4ボタン(キッシング)
背面:サイドベンツ—造形を損なわず可動域を確保
マテリアル & 仕立て
表地:ウール90% × モヘア10%(目付270g前後/マットでドライな質感、エッジが立つ)
芯地:フローティング毛芯—ラペルの鋭いロールを長く保持
裏地:キュプラ総裏(滑らかな袖通し・静電気を抑制)
内部構造:肩~胸にかけて軽量フォームと補強テープをパネル配置し、シルエットを固定
縫製:細運針/コバは2mm押さえでシャープに、肩線は手まつりで段差を最小化
フィット
モードテーラード:ウエストを強くシェイプ、裾はわずかにフレア
視覚効果:ワイドショルダーが逆三角形のVシルエットを形成し、身長比を引き上げる
推奨サイズ:普段サイズでタイト寄り。厚手インナーは非推奨
スタイリング提案
レッドカーペット/レセプション:黒シャツ+黒タイ+プレーントゥ—“純黒の統一”で造形を主役に
モードショー:タートルニット(チャコール)で素材差を作り、ブーツで重心を下げる
ステージ:サテンタイ/ビジューカフリンクスで照明の反射点を追加
ケア
構造体の特性上、ドライクリーニング専用。
着用後はブラッシング→陰干し→浮かしスチームで皺戻し(直プレス禁止)。
保管は厚手ハンガー+不織布カバー。肩の造形を潰さないよう上積み厳禁。

