top of page
検索

静岡の風景を、服の構造へ

  • polestarforeverlov
  • 8月16日
  • 読了時間: 4分


Norio’s Style 2026–27 AUTUMN / WINTER「QUIET ORBIT ― 静謐の軌道」


**公開日:2026年8月16日**


Norio’s Styleは、2026–27年秋冬シーズンのデザイン構想「QUIET ORBIT ― 静謐の軌道」を発表します。


着想の原点は、静岡の茶畑、駿河湾の波、富士山を包む霧、そして都市と人を結ぶ軌道です。


これらの風景を単なる模様として服の表面へ置くのではなく、襟、縫製線、プリーツ、キルティング、シルエットへと再構築しました。


静岡の自然が持つ静けさと、世界都市の建築的な洗練。その二つが一着の中で交差する、Norio’s Style独自のラグジュアリーを描きます。


茶海軌道紋から生まれた秋冬コレクション


コレクションの基礎となるのは、Norio’s Styleのオリジナルパターン「茶海軌道紋|Cha-umi Orbit Pattern」です。


幾重にも連なる曲線は、茶畑の畝であり、駿河湾の波であり、富士山を巡る風でもあります。そこへ金色の軌道を重ねることで、静岡と世界、伝統と未来、自然と都市の循環を表現しました。


2026–27年秋冬では、この曲線をプリントとして見せるだけではなく、服の設計そのものへ展開しています。


波は裾の重なりへ。

茶畑はラペルの段差へ。

富士山は襟と肩の輪郭へ。

軌道は身体を巡る金色の縫製線へ。


風景を着るのではなく、風景が服になる。その思想が今回のデザインを貫いています。


LOOK 01|富士襟のコクーン・トレンチ


墨黒と深蒸し茶の緑を重ねた、アシンメトリーなロングトレンチです。


高く立ち上がる襟には、富士山の頂を思わせる鋭さを持たせました。一方、袖と身頃には丸みのある大きな量感を与え、厳格さと包容力を共存させています。


裾に流れる波状の線と、身体を斜めに横切る金色のパイピングは、駿河湾と軌道の交差を表現しています。


LOOK 02|茶畑の稜線を持つテーラリング


深い緑のジャケットと駿河紺のワイドボトムを組み合わせた、建築的なテーラードルックです。


ジャケットのラペルとウエストには、茶畑の斜面が連続するような段差と曲線を設けました。身体を強く締めつけるのではなく、線の流れによって静かに輪郭を整える設計です。


遠くからは端正なスーツに見え、近づくほど細かな軌道線と地形のようなディテールが現れます。


## LOOK 03|富士の霧を纏うドレス


富士霧を象徴する淡い白を中心に、透明感のある層を重ねたロングドレスです。


デッサンでは、軽やかなオーガンジーを想起させる素材表現を採用。霧が山の輪郭を見せたり隠したりするように、身体の線を一度にすべて見せない構成としました。


腰に置かれた金色の円環は、人と土地、過去と未来を結ぶ軌道を象徴しています。


「見えること」だけが美なのではない。見えない余白にこそ想像が宿るという、日本的な美意識を表したルックです。


LOOK 04|軌道袖の着物タキシード


墨黒の着物構造と、西洋的なタキシードの緊張感を融合させたルックです。


片側の袖には大きな円環状のボリュームを持たせ、身体の周囲を巡る軌道を立体として表現しました。下半身には駿河紺のプリーツを配置し、静止しているときにも波の運動を感じさせます。


和装の引用にとどまらず、着物が持つ「包む」という思想を、現代の国際的なフォーマルウェアへ再解釈しています。


静岡の時間を表す5色


今回のデザインは、茶海軌道紋を構成する5色を基調としています。


* **Deep-Steamed Green**

深蒸し茶の葉と、静岡の丘陵を表す深緑。


* **Suruga Navy**

日没後の駿河湾を思わせる濃紺。


* **Fuji Mist**

富士山の稜線を包み、風景に余白を生む霧白。


* **Gold Tea**

茶葉に差し込む光と、都市を結ぶ軌道を表す金。


* **Sumi Black**

墨、夜、沈黙、そして輪郭の強さを象徴する黒。


華やかさを色数の多さで表現するのではなく、限られた色の深度によって豊かさを生み出すパレットです。


ラグジュアリーとは、時間との関係である


Norio’s Styleが考えるラグジュアリーは、装飾の量や価格だけでは決まりません。


どの土地から生まれ、どの時間を受け継ぎ、どの未来へ向かうのか。その背景まで纏うことに、本当の豊かさがあると考えます。


哲学的にいえば、服は身体を覆う物体ではなく、自己と世界の境界をつくる存在です。


「QUIET ORBIT」が描くのは、強い声で自分を主張する服ではありません。静かに立つことで、その人の思想と存在を際立たせる服です。


静岡から世界へ、世界から静岡へ


茶畑の曲線と都市の建築。

駿河湾の波と国際都市の光。

富士山の静けさと、未来へ向かう軌道。


遠く離れて見えるものを一つの世界観へ結び直すことが、Norio’s Styleの役割です。


静岡に根ざしながら、世界の舞台で通用するデザインへ。


**Norio’s Style ― 静岡から世界へ、世界から静岡へ。**


---


掲載情報


**コレクション名:** Norio’s Style 2026–27 AUTUMN / WINTER

**テーマ:** QUIET ORBIT ― 静謐の軌道

**基礎パターン:** 茶海軌道紋|Cha-umi Orbit Pattern

**デザイン発表日:** 2026年8月16日


注記


本ページに掲載するデッサンは、2026–27年秋冬コレクションのデザイン構想を表現したものです。商品化、採用素材、価格、サイズ展開、発売時期および販売方法は、現時点では確認できません。決定後、Norio’s Style公式サイトで案内します。


**出典:** Norio’s Style「茶海軌道紋|Cha-umi Orbit Pattern」ブランド資料(2026年8月16日提供)




 
 
 

最新記事

すべて表示
Giorgio Armani論

沈黙を設計した男、そして「不在」のあとに残る服 1. 結論――アルマーニとは、服ではなく「振る舞いの哲学」である ジョルジオ・アルマーニを単なるイタリアのファッションデザイナーとして語ることは、あまりに狭い。彼が作ったものは、ジャケットでも、スーツでも、ドレスでも、香水でも、ホテルでもない。彼が作ったものは、現代人が都市の中でどのように立ち、歩き、沈黙し、他者から見られるかという「振る舞いの形式」

 
 
 
ラグジュアリーは、速度を選ぶ知性である

NorioStyleが描く、選ばれた人のための「時間主権」の哲学 現代の多くの人は、豊かさを「どれだけ早く動けるか」で測っています。 早く移動できること。早く手に入れられること。早く決断できること。早く成果が出ること。早く次へ進めること。 速度は、長いあいだ成功の象徴でした。実際、都市は速度によって拡張し、資本は速度によって増幅し、名声は速度によって拡散してきました。 けれど、成熟したラグジュアリ

 
 
 

コメント


bottom of page