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2026年の「香り」トレンド整理

  • polestarforeverlov
  • 1月18日
  • 読了時間: 8分


2026は、ざっくり言うと「日常に溶けるのに、素材感はリッチ」「買い方・使い方は“香水単品”から“香りの習慣”へ」が軸です。背景として、ボディスプレー/ミストやヘアフレグランスの伸長が示されており、香りが“周辺カテゴリ”へ広がっています。

押さえておくと分析が締まる7テーマ:

  1. 大人グルマン(甘さの“焼き目”・ナッティ・ミルキー) 子どもっぽい砂糖菓子ではなく、ナッツ/ミルキー/ウッディで“陰影”を作る流れ。

  2. スキンセント(肌の延長のムスク、近距離で魅力が出る) “強い香り=正義”から、親密さ・清潔感・余韻重視へ。

  3. フレッシュ回帰(オー・フレッシュ/軽やかさの再評価) 軽い=物足りない、ではなく「礼儀・ウェルビーイング・持続可能性」と結びついて再評価。

  4. パーソナライズ&レイヤリングの“主流化” 重ね付け前提、香りのワードローブ化(シーン別・気分別)。

  5. フォーマット拡張(ヘアミスト/ボディミスト/ハンドケア等) 香りは「スプレー1本」ではなく、髪・肌・手元に“薄く何度も”が増える。

  6. リフィル&責任あるラグジュアリー 高価格帯ほど「詰替え」「長く使う」設計が説得力に。

  7. “ベリー”は継続。ただし幼さ回避が鍵 ベリーは流行のど真ん中に入る一方、2026は「果汁感を“香水として上品に”」が勝ち筋。

2026年の「化粧水(ローション/トナー)」トレンド要点(短く)

あなたの最初のご要望(香水+化粧水)も踏まえて、化粧水側はこの3つを押さえると“2026感”が出ます。

  • バリアファースト&高機能ミニマリズム(少数精鋭でも結果は妥協しない)

  • ミルキートナー(乳液状トナー)の定着(乾燥・敏感に寄せた質感/処方トレンド)

  • 先端成分は“根拠と規制”が評価軸(例:エクソソーム系は話題だが安全性/規制面の議論も強い)

→ ラグジュアリー(CHANEL/Dior)で「化粧水」を専門家評価するなら、“香りの官能”より先に、バリア配慮・刺激設計・継続使用の合理性を語ると2026の空気に合います。

主要ブランド香水の比較(2026トレンド適性+専門家コメント)

ここから「シャネル/Diorだけでなく、様々なブランド」を同じ物差しで見ます。

評価の物差し(専門家コメントに使える軸)

  • 香調設計:トップ→ミドル→ドライダウンの“物語”があるか

  • 質感:パウダリー/クリーミー/ウッディの触感が上質か

  • 拡散と距離感:近距離美人か、遠距離で勝つか

  • レイヤリング設計:他アイテムや別香水と混ぜたとき破綻しないか

  • リフィル/周辺カテゴリ:2026の“香りの習慣”に対応できるか

CHANEL(シャネル)

動き(例):CHANCEの新作「CHANCE EAU SPLENDIDE」—ラズベリー、ローズゼラニウム、アイリス、シダー、ホワイトムスクの構成。 専門家評価

  • 強み:“果実”をアイリス/ムスクで整えて、甘さを品よくコントロール。2026の「ベリー継続」でも“幼くならない”方向に寄せているのが上手い。

  • 向く人:フェミニンでも“可愛い”より“きれい”に寄せたい人。

  • 注意点:ニッチのような“意外性”より、完成度と安定感が魅力=人によっては保守的に感じる。

(別軸:メンズの深化)「Bleu de Chanel L’Exclusif」のように、既存ヒットをより濃密・ウッディ/レザリー方向へ振る動きもあり、**“濃度でラグジュアリーを作る”**潮流にも対応。

Dior(ディオール)

動き(例)

  • アイコン系:Sauvageが「Refillable」として展開(詰替え/継続使用の文脈に合う)。

  • ハイエンド:La Collection Privéeで、クチュールキャップや高濃度の「Esprits de Parfum」など“装い”と“濃度”を武器に。

専門家評価

  • 強み:**マス(アイコン)×クチュール(高級ライン)**の二層で、2026の「フォーマット拡張」「パーソナライズ」「リフィル」まで取りに行ける設計。

  • 向く人:シーン別に“同ブランドで揃える”ワードローブ志向。

  • 注意点:高級ラインは「価格に対する納得」をストーリーと体験で支える必要がある(=売り場/サンプル設計が重要)。

GUERLAIN(ゲラン)

動き(例):Aqua Allegoria「Rosa Verde」—キューカンバーのアクアティックな свежさ→ローズ→ペア/ホワイトムスクへ。 さらにAqua Allegoriaはリフィル展開が明確で、香りの“継続使用”に強い。 加えて、同系統の香りをハンドクリームへ広げるなど、儀式化(ルーティン化)も進めている。

専門家評価

  • 強み:2026の「フレッシュ回帰」「香りの習慣化」に最も相性が良い。

  • 向く人:日中の清潔感、肌に残る“良い余韻”が欲しい人。

  • 注意点:強い投影より、上質な透明感が主役。夜向けの“圧”が欲しい層は別ブランド併用が吉。

Hermès(エルメス)

動き(例):「Barénia」—調香師Christine Nagelによる“初のシプレ”として、強さと柔らかさの二面性、そして“スキンパフューム”を明言。 コレクションとして、ヘアミストやリフィル、ボディなど周辺フォーマットも用意。

専門家評価

  • 強み:2026のスキンセント需要に対して、**「ラグジュアリー=大きく香る」ではなく“肌で完成する”**解を出している。

  • 向く人:香りで主張より、近距離で“品”を出したい人。

  • 注意点:試香紙だけでは良さが出にくい。必ず肌でドライダウンまで。

YSL Beauty(イヴ・サンローラン)

動き(例):LIBRE「Libre Berry Crush」—ラズベリーの果汁感+ラベンダー/オレンジブロッサムに、クリーミーココナッツで“食感”を作る。 また、上位ライン(Le Vestiaire des Parfums)の強化など、戦略的に“高価格帯”へも寄せている。

専門家評価

  • 強み:2026の「ベリー×大人グルマン」ど真ん中を、分かりやすく欲しくさせる設計で取りに行ける。

  • 向く人:“可愛い果実”ではなく、“色気のある果実”が欲しい人。

  • 注意点:ベリーは市場で飽和しやすい。差別化は「甘さの質」「後半のウッディ/ムスクの格」で決まる。

BYREDO(バイレード)

動き(例):「Rouge Chaotique」Night Veilsが“新章”として再提示。高濃度=より親密なラグジュアリーという文脈。 一部流通情報では“upcycled oakwood”など素材面の語りも見える。

専門家評価

  • 強み:2026の「濃度」「質感」「大人グルマン」を、ニッチ寄りの美学で実装できる。

  • 向く人:甘さがあっても“アート寄り”“陰影”が欲しい人。

  • 注意点:濃度が高いものほど、肌のコンディション・季節で表情が変わる。軽装の時期は量調整必須。

Le Labo(ル ラボ)

動き(例):リフィルプログラムを明確に打ち出し(“same bottle…”)、サステナ&継続使用に強い。 City Exclusivesを毎年一定期間(8〜9月)に世界展開するイベント設計も、パーソナライズ欲求と相性が良い。 新作・話題例としてEucalyptus 20なども。

専門家評価

  • 強み:2026の「高機能ミニマリズム(香りのワードローブも最小で強い)」に合う。

  • 向く人:香りを“ライフスタイルの制服”にしたい人。

  • 注意点:好みが分かれるブランド。試香で「好き/無理」が早く出るので、選定は効率的。

Diptyque(ディプティック)

動き(例):新しいエッセンス「Lazulio」—ルバーブ/ベンゾイン/ベチバー/ローズ。 香りだけでなく、建築/アート要素(ボトル表現)も含めた“作品化”が語られている。

専門家評価

  • 強み:2026の「ファンタジー(幻想)アコード」「感情価値」を、上品に成立させるのが得意。

  • 向く人:香りに“物語と質感”を求める人。

  • 注意点:価格帯が高いので、使用シーン(特別用/日常用)を先に決めると納得感が増す。

Maison Francis Kurkdjian(メゾン フランシス クルジャン)

動き(例):Baccarat Rouge 540の超限定版「Édition Millésime」を公式に展開。 また、キャンドルやボディ、ヘアミストなど“セットで組む”提案が公式サイト上でも見える。

専門家評価

  • 強み:2026の「香りの儀式化」「家の香りまで含めたポートフォリオ化」に強い。

  • 向く人:“オーラ”で印象を作りたい人、香りの統一感を重視する人。

  • 注意点:ヒット作ほどデュープ/類似が多い市場なので、限定・濃度違い・周辺アイテムで「自分の解像度」を上げると差が出る。

KILIAN PARIS(キリアン)

動き(例):新作「Her Majesty」—ローズ×ピーチ×ラム、シプレを再構築する、と公式に説明。 代表作 Angels’ Share はリフィルやボディ製品もあり、世界観を“飲み物/儀式”で広げられる。

専門家評価

  • 強み:2026の「大人グルマン」「ヴィンテージ回帰(シプレ等)を現代化」に強い。

  • 向く人:夜・イベント・非日常の“装い”として香りを使う人。

  • 注意点:甘さと濃度の両方が出やすいので、TPOと噴霧量の設計が重要。

TOM FORD(トム フォード)

動き(例):公式ラインナップで、フレグランスだけでなく「All Over Body Spray」「Hand Cream」など周辺フォーマットが豊富。

専門家評価

  • 強み:2026の「香りの多層化(髪/肌/手)」にそのまま乗せられる。

  • 向く人:一本で“自分のキャラ”を立たせたい人(シグネチャー志向)。

  • 注意点:強さが魅力=オフィス用途は選び方が重要。軽やか系/少量運用が前提。

Jo Malone London(ジョー マローン)

レイヤリング文化が強みで、実際に「Jo Malone × Tom Ford」の重ね付けが“香り上級者の型”として語られることも。

専門家評価

  • 強み:2026の「フレッシュ回帰」「礼儀ある香り」「レイヤリング主流化」に非常に合う。

  • 注意点:コロン系は持続が控えめな場合があるので、ボディ/ヘア等の併用や付け直し設計が“前提の楽しさ”。

Frédéric Malle(フレデリック マル)

動き(例):「Rose & Cuir」—ローズとレザーのコントラストを、Jean‑Claude Ellenaがバランスさせるという公式説明。

専門家評価

  • 強み:2026の「大人のパウダリー/レザー」「素材の対比で魅せる」文脈に強い。

  • 向く人:トレンドより“香りの思想”で選びたい人。

  • 注意点:刺さる人には深いが、万人受けより“作品性”。

まとめ:2026の勝ち筋を「ブランド別」に言い切ると

  • “上品なベリー/フルーティ”で勝つ:CHANEL / YSL(ただし甘さの質で差が出る)

  • “肌で完成する香り(スキンセント)”で勝つ:Hermès(Baréniaの思想が象徴的)

  • “フレッシュ回帰×日常の習慣化”で勝つ:Guerlain(リフィル+ハンド等)/ Jo Malone

  • “濃度・質感・アート性”で勝つ(ニッチ寄り):Byredo / Diptyque / Frédéric Malle

  • “香りのワードローブ&サステナ設計”で勝つ:Le Labo

  • “儀式化(香り×ボディ/ヘア/ホーム)”で勝つ:MFK / Kilian / Tom Ford


 
 
 

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